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誰ひとり置き去りにしない社会へ – 声なき声をうけとめる:311・避難者の声に寄り添う – [SDGs x NVC vol.4]

誰ひとり置き去りにしない社会をめざして・・・さまざまな現場の声、まなざしに触れ・対話する連続企画です。

SDGsに関するテーマを、NVC(Nonviolent Communication/共感的コミュニケーション:こころをしなやかにするつながりのコミュニケーション)の視点を交えてナビゲートします。

第4回目のゲストは一般社団法人ほっと岡山の服部育代さんです。
服部さんは2011年東日本大震災・原発事故をきっかけに岡山県へ移住。2012年に一般社団法人ほっと岡山を設立。2014年には岡山市に支援拠点を設け、広域避難者支援に本格的に携わってきました。現在は避難当事者への直接支援からの支援のしくみへの政策提言のほか、震災の風化・関心の喪失を防ぐための広報、交流・情報共有の場づくりなどさまざまな活動を展開しています。今回は服部さんより、避難者支援の現場に長年関わった体験から見えてきたもの・感じたことをお話しいただき、対話を深めてゆきます。

参考:

・河北新聞 「復興再考」第11部 被災者支援(4) 広域避難/人数に相違 見えぬ実態 2021/5/14
目指すのは、“一人ひとりがその人らしく生きる”こと (JCN:東日本大震災支援全国ネットワーク「避難者」とのかかわり〜支援のカタチ〜より)(2016年、今井が服部さんを取材した時の記事です)


話題提供者:服部育代さん

一般社団法人ほっと岡山代表理事。栃木県生まれ/第1子出産後、東京にて子育て支援NPO運営に関わる中、母と子の防災啓発をテーマとした書籍の制作に関わる。2011年東日本大震災・原発事故をきっかけに岡山県へ移住。2014年、岡山市に支援拠点を設け、広域避難者支援に本格的に携わる。2017年より、避難者支援から見えてきた課題を、災害発災前の平時からいかしていくために、防災・減災講座なども並行して始める。本職はグラフィックデザイナー。

ナビゲーター:今井麻希子(CNVC認定トレーナー / Coaching for Transformation認定コーチ)。NGO活動の体験から持続可能な社会をつくるためには「人とひととのつながり」が大切であると実感。その精神基盤・具体的手法としてNVCに可能性を感じ活動の軸をシフト。主な著作・編集・執筆協力に『希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン アイデアは地球を救う』(宣伝会議)『生物多様性は復興にどんな役割を果たしたか』(昭和堂)『パートナーシップでつくる私たちの世界 -国連の新しい目標 2030年に向けて』(環境パートナーシップ会議)など。


NVC
(Non-voilent communication:非暴力コミュニケーション/共感的コミュニケーション)とは、アメリカの臨床心理学者カール・ロジャーズ博士に師事した、マーシャル・B・ローゼンバーグ博士によって1970年代に体系づけられた、コミュニケーションの方法です。

  • 頭(思考)で判断・批判・分析・取引などをするかわりに、自分自身と相手の心の声に耳を傾け、感情、ニーズ(大切なもの)を明確にしていく。
  • 誤解や偏見からではなく、共感的なつながりを構築することにより、こころからコミュニケーションをすることをめざしていく。
  • 支配・対立・緊張・依存の関係を、個性豊かで協力的な革新的な関係へと変え、互いを豊かにする価値を生みだす力となす。

NVCは社会課題の解決の根本に迫る画期的なアプローチとして、紛争解決の現場や教育機関、職場や家庭、コミュニティや社会活動など、さまざまな現場で導入されています。


当日の進行プラン(2時間)

  • SDGs – 誰ひとり置き去りにしない社会へ [SDGs x NVC] 会の趣旨のご紹介
  • 話題提供者のご紹介
  • 服部さんからのお話
  • 感想など対話の時間
  • NVCの視点からのシェア
  • インフォメーション(次回のご案内など)