発酵の日2018 in 鎌倉

8月5日。今日は発酵の日だということを、盆踊り部の、そして一花屋(いちげや)の女将(この言い方が似合う気がして、つい使ってしまう)であるふえりこちゃんから聞いて思い出す。

鎌倉に暮らし、この土地に知り合いが増えてから、このまちに「発酵」という言葉が本当によく似合うということをつくづく感じている。手づくりの味噌、麹をつかったお料理、天然酵母のパン屋さん。生きものたちと呼吸をあわせて、その変化をうけとめ、待つこと、分かちあうことの豊かさによって刻まれてゆく時間。そんなまばゆい光景を知ったのはここに暮らしてからで、そこは、暮らすことと働くこと、のみならず、一緒になにかをしたり、気配を感じていたり、応援したり、お世話になったり、ということも含んだ、直線的な目的意識からではない、網の目のような、自然に発生し発達するような関係性が息づいているように思う。

ああ。鎌倉、好きだな。

今日はそのことを深く感じいるひと時となった。

店主の人柄とこだわりの美味しいお食事に虜になった、スウェーデン料理のお店。店主がスウェーデンに修行にでてしばらくお店が閉じていたけれど、一時帰国中の今日、1日だけの限定オープンの企画。訪れてみると、みんな、常連さんみたい。そして、常連さんたちがつながりあっている。お年を召したおばあちゃんを連れてきている一家もいらして。タッパーに、食べきれなかったライ麦のパンを入れている姿だとか。隣の人のオーダーをみて、つい追加で注文してしまう様子だとか。赤ちゃん、そんな風に抱っこしたら危ないぞ!抱いててやるから!と声をかけるおじさんがいて、妙に距離感が近いと思ったら、え、このお母さんのお父さんなんだ!とか。暑すぎて今日は通りにほとんど人がいないから店を閉めてここに食べにきたよ!と笑う、このご近所でお店を営んでいるご主人らしき人だとか。

その空気感に癒されつつ、そこで過ごし。

夕方、鎌倉で一番古い神社の隣にあるカフェを訪れると、店主から「共通のお友達がいるみたいですよ」と、そのお店初来店のお客さんをご紹介をいただく。

すると、予想を超えた関心のつながり、大切にしたいことのつながりがみえてきて、景色がさらに鮮やかに見えてきた。その人はつい先日、由比ヶ浜に越してきたばかりらしい。歩いて10分くらいのご近所さん。

ここでも、ご縁をじんわりと噛み締めた。

ところで、このカフェ。それから、午前中に訪れたスウェーデン料理のお店も。その他のいくつかの場所も。表面的には、カプチーノだとか、サマープレートだとか、いうなれば食のために訪れるわけだけれど、そこで食するもの、それから、その場のもつエネルギーの高さを強く感じていて、ほとんど「セラピーを受ける」感覚に近いと私は感じている。

こころと身体のケア。そして、深呼吸と、新しい出会い。

ここまで書いて、あ、そうか。発酵って、呼吸のことだな、と思った。

豊かな呼吸をしていますか?

今日、私が尋ねてみたいのは、そんなことです。


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