誰ひとり置き去りにしない社会へ -コロナ禍の生活困窮者 – 日本・世界の現場では何が – [SDGs x NVC vol.6]
誰ひとり置き去りにしない社会をめざして・・・さまざまな現場の声、まなざしに触れ・対話する連続企画。
話題提供いただくゲストの方をお招きし、SDGsに関するテーマを、NVC(Nonviolent Communication/共感的コミュニケーション:こころをしなやかにするつながりのコミュニケーション)の視点も交えてご案内する対話の場です。
第6回目のゲストは国際NGO 世界の医師団日本 事務局長の米良彰子さんです。
米良さんはスポーツメーカーで働く傍ら、阪神淡路大震災時より多言語放送局「FMわぃわぃ」の立ち上げ・運営に携わりました。そしてアメリカに留学し大学院(ブランダイス大学Heller School of Social Policy and Management)を卒業したのち、帰国後はオックスファム・ジャパン、ハンガーフリーワールドなどの国際NGOに携わり、必須サービスや、食料・栄養分野でのアドボカシー・キャンペーンに関わってきました。2020年3月より、世界の医師団日本の事務局長として活動されています。
今回お話しいただくテーマは「コロナ禍の生活困窮者 – 日本・世界の現場では何が」。
情報へのアクセスが難しい状況に置かれた人たちへ想いを馳せてさまざまな活動に取り込んでこられた米良さん。コロナ禍では日本でも生活困窮者への支援活動に従事されています。米良さんが活動の現場から見たこと・感じたことをもとに、対話を深めてゆきます。
さまざまな感情をうけとめあい、自分と、社会と出逢いなおす時間。是非この機会に言葉を交わし、ともに深めてみませんか?
ナビゲーター:今井麻希子(CNVC認定トレーナー / Coaching for Transformation認定コーチ)。NGO活動の体験から持続可能な社会をつくるためには「人とひととのつながり」が大切であると実感。その精神基盤・具体的手法としてNVCに可能性を感じ活動の軸をシフト。主な著作・編集・執筆協力に『希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン アイデアは地球を救う』(宣伝会議)『生物多様性は復興にどんな役割を果たしたか』(昭和堂)『パートナーシップでつくる私たちの世界 -国連の新しい目標 2030年に向けて』(環境パートナーシップ会議)など。
NVC(Non-voilent communication:非暴力コミュニケーション/共感的コミュニケーション)とは、アメリカの臨床心理学者カール・ロジャーズ博士に師事した、マーシャル・B・ローゼンバーグ博士によって1970年代に体系づけられた、コミュニケーションの方法です。
- 「何が正しく・何がまちがっているか」という考えをこえて「何が人生を豊かにするか(何を大切にしたいか)」という視点を軸に、一人ひとりが尊厳を持っていきる礎を築く視点を持つ
- 頭(思考)で判断・批判・分析・取引などをすることが人とひとのつながりを難しくする時、それに気づき、自分自身と相手の心の声に耳を傾け、感情、ニーズ(大切なもの)を明確にすることによって、つながりを育むコミュニケーションをはか
- 対立に健全に向き合う視点を手にし、互いを豊かにする選択をみいだす
NVCは社会課題の解決の根本に迫る画期的なアプローチとして、紛争解決の現場や教育機関、職場や家庭、コミュニティや社会活動など、さまざまな現場で導入されています。
当日の進行プラン(2時間)
- SDGs – 誰ひとり置き去りにしない社会へ [SDGs x NVC] 会の趣旨のご紹介
- 米良さんからのお話
- 感想など対話の時間
- NVCの視点からのシェア
- インフォメーション(次回のご案内など)