NVC基礎講座 in 東京 – 実践の基盤を育む2 DAYS –
「正しい」「間違い」を越えて – 自分・相手・社会と つながりを豊かに育むコミュニケーション
NVC(Nonviolent Communication)とは、マーシャル・ローゼンバーグ博士によって体型づけられた「自分も相手も大切にする、つながりを育むコミュニケーション」です。
「共感的コミュニケーション」とも呼ばれるこの手法は、家庭、学校、ビジネス、紛争現場など、世界各国の幅広い分野で応用されています。こころに「内なる平和」をもたらすことによってつながりの質を豊かに育むことを可能にするこの手法は、最近ではSDGs達成のために内面の発展に意識を向けることの大切さを提唱するイニシアティブIDGs(Inner Development Goals)においても重要なアプローチとして紹介されています。
自分自身を深く受けとめ、ありのままを見る眼差しを手にすることができたなら、そしてあらゆる感情も歓迎することができたなら、私たちは人生に、そして関係性に、どのような可能性を見出すことができるのでしょうか。
基礎:BasicではなくFoundation(基盤)という位置づけです。応用にいきる基軸をしっかり育みます。
この対面の2日間のワークショップでは、空間も活用した体感的なワークを多く取り入れることによって、実践の礎となる学びを効果的に深めてゆきます。
日時 & 場所
- 12 / 16 (土) & 12 / 17 (日)*対面2日間のプログラムです
両日とも 10:00 – 17:00
午前の部:10:00 – 12:00
ランチ休憩:12:00 – 13:00
午後の部(1)13:00-14:50
午後の部(2)15:00-17:00 - 場所:東京都 ;JR上野駅から徒歩5分のお寺の広い和室を使います
(会場はお寺の3階ですがエレベーターはございませんのでご了承ください。椅子はご用意いたします)
主な内容
- 2つの「問い」 — 「べき・ねばならない」からの解放
- こころのフィルターに気づく — 解釈と事実の違い
- 感情の意味を知る — 感情とニーズの関係
- 怒りや悲しみに寄り添う — 誰かを責めることなく嘆く
- 「反応」に気づき、立ちどまる — 意識的な選択
- 対立・葛藤の変容 — ニーズへの翻訳・手段への固執の紐解き
- 人生を豊かにする選択 — リクエストと自己表現
- 豊かな循環を育む — 感謝とフィードバック
講師: 今井麻希子 CNVC認定トレーナー
組織と関係性のためのシステムコーチング認定コーチ(ORSCC)/ リーダーシップ・サークル認定プラクティショナー(LCCP) / 一般社団法人日本NVC研究所代表理事 /株式会社yukikazet代表。 国際基督教大学卒業後、民間企業勤務ののち独立。NGO活動の体験から、持続可能な社会をつくるためには、人と人とが心を通わせあう関係をつくることが欠かせないと痛感。その精神基盤・具体的手法としてNVCに可能性を感じ活動の軸をシフトする。NVC創始者マーシャル・B・ローゼンバーグ博士の著書『Speak Peace』(邦題『「わかりあえない」を越える-目の前のつながりから、共に未来をつくるコミュニケーション・NVC』(海士の風)共訳。『全人的医療を支える共感的コミュニケーション・NVC』(NVC大学出版)監訳。 経済コンテンツプラットフォームPIVOTにて「コミュニケーション・シフト – NVCで人生の新しい扉を開く」連載中。
受講生の言葉:
人生が変わるほどのインパクト(多国籍企業コンサルタント)
これまで一度も言葉にすることがなかった感情に気づくことができました。これまではずっと、他人と比較し自分を責めてきていたので、仕事がうまくいっても昇級しても本当にはくつろぐことができずにいました。研修で体験したワークは人生を変えるほどのインパクトがありました。本当にありがとうございました。
「在り方」を通じて学ぶことができた (研修講師)
アドバイスではなくて聞こえてきたニーズを伝え返しをしてもらうこと、することが、こんなにも平和で心地よいということをはじめて知りました。また、こまき(今井麻希子)さん自身が、NVCのコミュニケーションがどのようなものかを、ファシリテーションの中で見せ続けてくれたので、在り方として学ぶことができました。こまきさんは、発言には決して反論はしないのだけれど、ほかの可能性を示唆する伝え方をされている印象です。なので、私は自分の話した意見以外にも、答えがあるということを素直に受け入れ、興味がわいてくる感覚がありました。私がこれまで知っている柔らかなものの言い方では、遠回りで意味が伝わらないこともあるものだけれど、こまきさんは、そういうことが決してない「メッセージの明瞭さを備えた柔らかさ」で伝えるので、それが印象的でした。そのような接し方も含めて、心地よく参加できるつながりをホールドしていただいたと思います。