オーセンティック・ファシリテーション -NVC実践講座 東京 2Days-
自由に、しなやかに。プロセスを共に歩むことから、見えてくる世界がある。
複数の人たちとものごとを進める時、そこにはいろいろなことが起こります。一見なんの衝突もなく会話が展開しているけれど、本当に大事なことは話されていなかったり。特定の誰かの声が場を支配していて、それとは違う考えを持った人が声をあげにくかったり。あるいはお互いを受けとめあう受容的な会話が展開しているけれど、意思決定やその先の行動に結びつける合意をもつことが難しかったり。ファシリテーター自身もひどく緊張することもあります。時には参加者から激しい批判を受けることだってあるかもしれません。
そして、どのような状況の奥にも、想像を超える、見たこともない素晴らしい景色が広がっているのです。ファシリテーターの仕事。それは、希望を信じ続けることとも言えるのです。
自分の内面、他者の心のうち、そして場に起きていることに意識を向けつつ、外側で起きているプロセス(場の運営や時間管理など)にも意識を向けてゆく。出現する自然の中に身をおきながら、それを強引にコントロールするのではなく、そこにある知恵に共に出会っていく。右脳も、左脳も。身体感覚もフルに使って、場に寄り添っていくこと。ファシリテーションには、そんな醍醐味があります。
自由に、そして、豊かに。そんなプロセスを、共に歩んでみませんか?
NewsPicks Educationさんに、講座のレポートを記事にしていただきました。
[NVC*ファシリテーション講座] 場の声を聴こう。ファシリテーターはすべての声の代弁者であることを学ぶ
https://education.newspicks.com/education-magazine/nvc-facilitation
この講座で探求すること
- 心理的安全性を育みあう場の設定
- グループのエネルギーやテンション(緊張)に寄り添う
- あらゆる感情や解釈の奥にあるポジティブな意図を受けとめる
- さまざまな声やアイデアを導き出す
- 対立葛藤を恐れず、その奥にある真の願いを受けとめ、場に信頼を育む
- 理解や視点のズレを整理し、明確さと共通理解をもたらす
- 複数のニーズを同時に大切にする方法を、創造的に見出す
- 深い共感の質感を共創し、グループの変容によりそう
このような方へ
- 双方向性のある場づくりに取り組む方
- ファシリテーションのスキルを高めたい方
- 心理的安全性の高い場づくりに関心のある方
- 教育に携わる方
- ダイバーシティ&インクルージョン / DEI などのテーマに取り組む方
- コミュニティ活動やチームづくりなどに携わる方
- 対立・葛藤に対応する力を高めたい方
- NVCを伝える・シェアする場を持つことに関心のある方
特徴
- 本プログラムは、長年に渡りコーチング、ファシリテーションなどの手法を通じて企業や非営利組織、マイノリティなどさまざまなコミュニティを支えてきた米国のCNVCトレーナー、マーサ・ラスレー氏の開発したプログラム(Facilitating with Heart)を基盤に、日本での実践に即して発展させたものです。
- リアルな実践を大事にしています。論理的な基礎を抑えつつ、日常にいかせるエッセンスをたくさん探求していきます。
- NVC(Nonviolent Communication:非暴力コミュニケーション)のほか、プロセスワーク、AI(アプレシエーティブ・インクワイアリー)、コーチング、IFS(内的家族システム)などのエッセンスも取り入れた内容となっています。
- ご希望の方にはオプションで個別コーチングセッションをご提供します。
講師: 今井麻希子
CNVC認定トレーナー ・組織と関係性のためのシステムコーチング認定コーチ(ORSCC)/ リーダーシップ・サークル認定プラクティショナー(LCCP) / 一般社団法人日本NVC研究所代表理事 /株式会社yukikazet代表。 国際基督教大学卒業後、民間企業勤務ののち独立。NGO活動の体験から、持続可能な社会をつくるためには、人と人とが心を通わせあう関係をつくることが欠かせないと痛感。その精神基盤・具体的手法としてNVCに可能性を感じ活動の軸をシフトする。NVC創始者マーシャル・B・ローゼンバーグ博士の著書『Speak Peace』(邦題『「わかりあえない」を越える-目の前のつながりから、共に未来をつくるコミュニケーション・NVC』(海士の風)共訳。『全人的医療を支える共感的コミュニケーション・NVC』(NVC大学出版)監訳。 経済コンテンツプラットフォームPIVOTにて「コミュニケーション・シフト – NVCで人生の新しい扉を開く」連載中。