NVC x システム思考 – Wisdom Commons Lab
Human Potential Labのウェブサイトより転記しています。詳細は以下リンクをご覧ください。
https://life-practice.h-potential.org/wisdom-commons-webinar<本ウェビナーの概要>
https://life-practice.h-potential.org/wisdom-commons-webinar<本ウェビナーの概要>
システム思考は、複雑な状況においてその構造を把握し、さまざまな要因のつながりと相互作用を理解することで、真の変化を創り出すためのアプローチとして、ビジネスや社会問題解決のための不可欠なリテラシーとして注目を集めています。
システム思考の第一人者であるピーター・センゲ(著書「学習する組織」で有名)と、感情知性/EQの第一人者であるダニエル・ゴールマンの著書、原題「トリプルフォーカス」(翻訳本「21世紀の教育」)によると、①自分という存在が感じていることに気づき、理解し(inner)、②そこから「他者」を理解し(other)、③「より広い世界」へとつながって変化を生み出していく(outer)という3つ焦点(視点)が重要であることが示されています。
システム思考によって、世界/組織/家庭などのシステムに起きている全体像を認知することは重要ですが、そのシステムに根本的な変容をもたらしたい場合には、外側(outer)から変えていくだけでなく、そのシステムの一員である私の内面(innner)からアプローチする必要があることを示唆しています。
一方、NVC(非暴力コミュニケーション)は、米国のマーシャル・ローゼンバーグ博士(1934-2015)によって創られた平和的コミュニケーション手法ですが、そのメソッドは、まさにこの私の内面(innner)に起きている感情や大切にしているニーズに対するセルフアウェアネスを高め、同様に他者(other)の内面を深く理解(共感)する技術です。
外側の世界をよりよく変えたい人も内側の感情や豊かなリソースにつながりたい人も、そのどちらからも個人のウェルビーイングと社会変革は始められるし、それらは繋がっていることがわかってきます。
CNVC認定トレーナーの今井さん、ピーターセンゲから直接指導を受け、システム思考を広めている福谷さんのスペシャル対談になります。
<登壇者プロフィール>
福谷 彰鴻(ふくたに・あきひろ)
福谷 彰鴻(ふくたに・あきひろ)
システム思考教育家。
21世紀の社会とコミュニティを築く対話と共創へのアプローチとして、システム思考をはじめ「学習する組織」の一見すれば複雑なコンセプトやツールを普段使いの言葉で伝える。
企業・NPOでのマネジメント研修やチームビルディング、教育機関での管理職・教職員向けワークショップ、生徒・児童向け講座まで実施。
世代を問わず参加者から好評を博している。大学卒業後、国内ベンチャー経営企画、在米ヘルスケア企業マーケティング部門を経て、北米SoL(組織学習協会)に参画。MIT上級講師で『学習する組織』著者ピーター・センゲの各種ワークショップの運営をサポート。Academy for Systems Changeフェローシッププログラム、Center for Systems Awareness認定プラクティショナーコース(参加中)などを通じて、10年以上にわたってセンゲ氏より直接のメンタリングを受ける直弟子。現在、長野県立大学客員教員、SoL(組織学習協会)ジャパン理事、クマヒラセキュリティ財団システム思考教育アドバイザーなどを務める。ハルト・インターナショナル・ビジネススクール MBA。ロンドン・シティ大学経営学修士。大阪大学人間科学部卒。
21世紀の社会とコミュニティを築く対話と共創へのアプローチとして、システム思考をはじめ「学習する組織」の一見すれば複雑なコンセプトやツールを普段使いの言葉で伝える。
企業・NPOでのマネジメント研修やチームビルディング、教育機関での管理職・教職員向けワークショップ、生徒・児童向け講座まで実施。
世代を問わず参加者から好評を博している。大学卒業後、国内ベンチャー経営企画、在米ヘルスケア企業マーケティング部門を経て、北米SoL(組織学習協会)に参画。MIT上級講師で『学習する組織』著者ピーター・センゲの各種ワークショップの運営をサポート。Academy for Systems Changeフェローシッププログラム、Center for Systems Awareness認定プラクティショナーコース(参加中)などを通じて、10年以上にわたってセンゲ氏より直接のメンタリングを受ける直弟子。現在、長野県立大学客員教員、SoL(組織学習協会)ジャパン理事、クマヒラセキュリティ財団システム思考教育アドバイザーなどを務める。ハルト・インターナショナル・ビジネススクール MBA。ロンドン・シティ大学経営学修士。大阪大学人間科学部卒。
今井麻希子(いまい・まきこ)
CNVC認定トレーナー。Coaching For Transformation認定コーチ。ファシリテーター。
一般社団法人日本NVC研究所代表理事 / 株式会社yukikazet代表。『「わかりあえない」を越える」— 目の前のつながりから、共に未来をつくるコミュニケーション・NVC』翻訳者のひとり。経済コンテンツアプリPIVOTにて「コミュニケーション・シフト -NVCで人生の新しい扉を開く」連載中。
CNVC認定トレーナー。Coaching For Transformation認定コーチ。ファシリテーター。
一般社団法人日本NVC研究所代表理事 / 株式会社yukikazet代表。『「わかりあえない」を越える」— 目の前のつながりから、共に未来をつくるコミュニケーション・NVC』翻訳者のひとり。経済コンテンツアプリPIVOTにて「コミュニケーション・シフト -NVCで人生の新しい扉を開く」連載中。
国際基督教大学卒業後、人事やコンサルティングなどに従事。直感に導かれ名古屋に引っ越したことをきっかけに環境NGOに携わる。活動を続けるうちに「社会の課題の解決には人と人が心の通いあう関係をつくることが不可欠」と痛感し、葛藤を抱えるなかでNVCと出会い、その提示する視座に強い希望を感じる。
以降、NVCを軸としたリーダーシップ育成や組織変革、対話の場づくりなどに活動の軸を移す。プロセスワーク、IFS(Internal Family System)などさまざまなモダリティを学び応用・実践を探求。
「TEAL時代のセルフ・リーダーシップとコミュニケーション・NVC」(ティール組織解説者嘉村賢州氏・リストラティブサークルジャパン長田誠司氏と共催)、日本NVC研究所で「NVC大学セルフ・リーダーシップ年間プログラム」など複数のプログラムを展開。
「TEAL時代のセルフ・リーダーシップとコミュニケーション・NVC」(ティール組織解説者嘉村賢州氏・リストラティブサークルジャパン長田誠司氏と共催)、日本NVC研究所で「NVC大学セルフ・リーダーシップ年間プログラム」など複数のプログラムを展開。
主な執筆・ 編集(協力)に『希望をつくる仕事ソーシャルデザイン』(宣伝会議)、『生物多様性は復興にどんな役割を果たしたか』(昭和堂)など。