誰ひとり置き去りにしない社会へ -喜びをギフトする -おかあさんのがっこう- [SDGs x NVC vol.9]
誰ひとり置き去りにしない社会をめざして・・・
SDGsに関するテーマを、NVC(Nonviolent Communication/共感的コミュニケーション:こころをしなやかにするつながりのコミュニケーション)の視点も交えてご案内する対話の場です。
第9回目は、北海道・帯広市からはじまった「おかあさんのがっこう」を運営するみなさんをお招きします。
「おかあさんのがっこう」は帯広市在住の道見里美さんの声がけではじまりました。遅刻も早退も中抜けもOK!子育て中のおかあさんたちが気軽にきて、笑顔になるための楽しい学校、というコンセプトで始まったこの学校は、帯広の他、足寄(あしょろ)、横浜にも広がっています。
2020年には、一般社団法人「おかあさんのがっこう peacevillage」を設立。北海道帯広市では2021年から、おかあさんのがっこうの発展系ともいえる「とかちの八百屋おもや」の運営もスタート。地域のさまざまな立場の人たちが集う「ごちゃまぜ」コミュニティー・スペースとしても注目を集めています。
「おかあさんのがっこう」の活動を通してみえてきた可能性・私たちの暮らしを豊かにするヒントに触れることが、あなた自身の「こころの中の小さな声」にも気づくきっかけになるかもしれません。
さまざまな感情をうけとめあい、自分と、社会と出逢いなおすひととき。是非ともに深めてみませんか?
道見里美一般社団法人「おかあさんのがっこうpeace village」代表理事。北海道帯広市にて「とかちの八百屋おもや」運営。
三宅仁美 「おかあさんのがっこう・足寄(あしょろ)」運営。
森 裕子(&田村真理) 「おかあさんのがっこう・横浜」運営。
ナビゲーター:今井麻希子(CNVC認定トレーナー / Coaching for Transformation認定コーチ)。NGO活動の体験から持続可能な社会をつくるためには「人とひととのつながり」が大切であると実感。その精神基盤・具体的手法としてNVCに可能性を感じ活動の軸をシフト。主な著作・編集・執筆協力に『希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン アイデアは地球を救う』(宣伝会議)『生物多様性は復興にどんな役割を果たしたか』(昭和堂)『パートナーシップでつくる私たちの世界 -国連の新しい目標 2030年に向けて』(環境パートナーシップ会議)など。
NVC(Non-voilent communication:非暴力コミュニケーション/共感的コミュニケーション)とは、アメリカの臨床心理学者カール・ロジャーズ博士に師事した、マーシャル・B・ローゼンバーグ博士によって1970年代に体系づけられた、コミュニケーションの方法です。
- 「何が正しく・何がまちがっているか」という考えをこえて「何が人生を豊かにするか(何を大切にしたいか)」という視点を軸に、一人ひとりが尊厳を持っていきる礎を築く視点を持つ
- 頭(思考)で判断・批判・分析・取引などをすることが人とひとのつながりを難しくする時、それに気づき、自分自身と相手の心の声に耳を傾け、感情、ニーズ(大切なもの)を明確にすることによって、つながりを育むコミュニケーションをはか
- 対立に健全に向き合う視点を手にし、互いを豊かにする選択をみいだす
NVCは社会課題の解決の根本に迫る画期的なアプローチとして、紛争解決の現場や教育機関、職場や家庭、コミュニティや社会活動など、さまざまな現場で導入されています。
当日の進行プラン(2時間)
- SDGs – 誰ひとり置き去りにしない社会へ [SDGs x NVC] 会の趣旨のご紹介
- おかあさんのがっこう
- 対話の時間
- インフォメーション(次回のご案内など)