育みあうコミュニティ

常夏の国に暮らす人に、オンラインのコーチング・セッションをしました。

クリエータとして活躍し、大手企業をクライアントに数々の
プロジェクトを手がけてきたその人はいま
「自分で撮ること・編集することの楽しさを伝えたい」と
スマートフォンを含む簡単な機材使って映像をつくるワークショップを
各地で開催しています。
「そうしたら、その人たちの人生がもっと豊かになるから」と。

「プロに頼むと、確かに高品質のものができるけれど
それだと一本きりになってしまうし
そんなに投資できる企業って限られている。

それに、もし自分たちのサービスを伝えたいのだったら
その場にいつもいる人が、自然体の姿を撮ったのを使う方が
ずっとリアルで本物だと思うんだ」。

その人の話す姿をみていると、
本当にその仕事が好きでたまらないという様子が伝わってきて
こちらまで微笑みのやわらかな波動に包まれていくようです。

さて。
その人と話をする中で、こころに浮んだ風景があります。

クリエイティブな活動にどっぷり浸かりたい気持ちと
日々の些細な仕事も疎かにはしたくない気持ちと

そういうモードを上手に切り替えていくのに、一体何ができるだろう?
どんなサポートを受けとめたいのだろうか。

そんな会話のさなかに、浮かび上がってきた言葉 -「生態系システム」。

その人が大切にしたかったことは
「生態系システムの一部としての自分を
生きている感覚を忘れないでいること」でした。

「何かをしようとかしてもらおうとするのではなく、
いのちが支えあう感覚とつながっていたら大丈夫だってことを、
本当はよく知っているからね」

このブログを書き始めるときには、
私がオンラインのグループ向け講座を開催するときに
大切にしたいと思っていること
– 育みあうコミュニティをつくる- ということについて
言葉を綴ろうと思っていました。

オンラインの講座を通じて、6回とか、8回とか
顔をあわせて、人生の言葉を交わしあっていくうちに
参加者の間に「コミュニティ」のような感覚が育まれていく。

ジャッジされたり意見を否定されることなく
共感的に受けとめあっていくその空間は
怖い気持ちと向き合ったり、本音をぽろりと言葉にしたり
大きな夢が語られたりするスペースになる。
つながりあえるし、安心してひとりにもなれる場所。

「学び合い、育みあう環境としてのコミュニティ」が
自然な流れで展開していく。

そういう場がつくれたらという願いが、
私には、とても強くあります。

そこには、教えるひとも、教えられる人も
いるようでいて、いなくて。
ただ生きていることの中に
与えること・受けとることの両方があることを
意識的に受けとめているのです。

今日、その人と話をしていて
その時に考えていた「コミュニティ」という言葉が
「生態系システム」という言葉にとても近いものだと感じて

私は少し、興奮したような
うれしい気持ちの余韻の中にいます。


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